「タイ証券アナリスト協会(SAA)」の秘書ソムバット氏は現在の経済状況や国内情勢現在のタイ株指数の状況を考慮し、09年度タイ株指数、投資傾向・プラス/マイナス要素・GDP成長率の傾向に関し、タイ証券アナリスト協会所属のアナリストにアンケートを行った事を明らかにした。今年10月のアンケートでは、今年末の予想タイ株式指数が611ポイント、09年末で671ポイントだった。今回新たに行ったアンケート結果によると、前回のアンケート時と大きく状況がかわったと認識しているアナリストが多数。特に、アピシット内閣が発足し、国内政治が改善点を重要視している。しかしながら、世界経済危機の影響を受け、09年第1四半期にタイ株式市場の投資のリスクが高いと判断するアナリストが多く、その理由として、世界経済の停滞問題・後退傾向で、タイGDP成長率が減少すると見通していることをあげている。前回調査時の09年のタイGDP成長率予測は4%だったが、四半期ベースではマイナス成長に入る可能性もあると言及し再検討を予定している。現在、タイ株式市場がまだ不安定で、09年上期では450-380ポイントに位置し、09年下期に世界経済・タイ経済の回復により、タイ株式指数が上昇すると予測された。