タイ各地のサンゴ礁が観光地開発などの影響で減少を続けており、このままでは20年以内にサンゴ礁が全て消滅してしまうと海洋学者が警鐘を鳴らしている。
この問題を訴えているのはトン氏で、参考にピピ島のピレ湾の写真を公開している。このピレ湾は2002年ではサンゴ礁を有する湾だったが、映画「ザ・ビーチ」の舞台となり脚光を浴び、観光業者らによる開発などの影響で、今ではサンゴ礁が消滅してしまったそうだ。
同氏は、今後現政府とともに、サンゴ礁の保護を目的とした法律を公布し、対策を講じていくとしている。
公開された写真に対して、
「空からの映像はなんとも言えないな。できれば海中の写真を見せてほしい。どれほど壊れているか。」
「ツアー会社やらアホな国立公園の関係者らのせいで、こんな結果になっているんだよな。いつ重い腰を上げるのか。」
「サメット島も同じ状況だよ。12年前に港から海の中まで透き通って見えて、サンゴ礁やカニが良く見えたけど、去年行ってみたら、海は濁っているし、珊瑚やカニなど生き生きとした海ではなくなっていた。」
と多くのタイ人がコメントを寄せている。