日本貿易振興機構(JETRO)バンコク事務所は3日、タイの洪水で被災した企業133社に行ったアンケート調査結果を発表した。
このうち今回直接的に被災した企業50社(製造業40社、非製造業8社、その他2社)、間接的に被災した企業45社(製造業33社、非製造業11社、その他1社)。
直接的に被災した企業のうち、52%(26社)が洪水前の規模を維持、38%(19社)が規模を縮小、10%(5社)が依然先行きはわからないと回答している。規模を縮小と回答した企業は、自社生産リスクを減らす、海外拠点での分散生産などリスクヘッジしていくとのこと。規模を拡大すると回答した企業はなかった。
また同企業のうち、78%(39社)が同じ場所で事業を継続、16%(8社)がタイ国内の他の場所で操業、6%(3社)が海外に生産移転と回答している。
間接的に被災した企業のうち、64.4%(29社)が洪水前の規模を維持、22.2%(10社)が規模を縮小、11.1%(5社)が規模を拡大、4.4%(2社)が依然先行きはわからないと回答している。