タイのサマック首相は本日(28日)、民主主義市民連合(PAD)が不法占拠を続けている首相官邸の強制排除も辞さない考えであったが、タイ警察に現状のまま維持するよう命じたことを明らかにした。
これは今月30日から行われるイベント「母の日から父の日までの116日間」の式典会場を、首相官邸からアムポーン公園に変更したことをシリキット王女に通達したことから、急いで強制排除する必要が無くなったためだという。
現在同首相は、PADにより首相官邸が占拠されているため、臨時官邸としてタイ軍司令部に指揮系統をおき活動している。
これに対し、PAD幹部のソンティ氏は、日曜日まで首相官邸を明け渡さずに集会を行えば必ず勝利を獲得できるとして士気を高揚させるとともに、人員増員のため知人なども集会に参加させるよう呼びかけた。