タイ地元紙によると、タイ自動車工業会(TAIA)会長のピアンジャイ女史が、最近のバーツ高が自動車輸出に多大な影響を及ぼすため、政府にバーツ高を抑えるよう要請したことが明らかになった。タイ中央銀行によると、適正レートは33−34バーツであるという。
今年のタイの自動車生産台数は、140万台になる。そのうち輸出に54%、国内販売に46%。現在タイ生産の自動車が世界中に輸出されているのは、タイ製品の質が認められているからだ。そのため今後、タイの自動車生産台数は増加し、タイは今後アジアの自動車生産拠点になるという。
現在政府が進めている、E85(エタノール895%混合ガソリン)の利用を促進に注力することに対し、同女史は石油価格高騰問題を軽減させる一つの方法であると述べた。だが、E85対応自動車は特別生産せざるを得ないため、自動車生産会社に投資資金がかかる。そのため今後E85を促進させるにも、政府の方針をもっと明らかにするべきだと述べた。