カンボジアのフン・マネ首相は22日、Facebookでタイからの石油輸入を同日午前0時から停止すると発表した。カンボジア国内のガソリンスタンドに投資しているタイ国営石油会社PPTの小売子会社ORは、大きな影響は無いと強調している。
カオソッドなどの報道によると、フン・マネ首相は、他の供給源から十分に輸入できるだろうと述べた。
カンボジアでガソリンスタンド156件に投資しているORは、カンボジアの禁輸宣言を受けて緊急協議を招集。同社の上級幹部は、国際関係に関する敏感な問題のためコメントは控えるが、状況を日々監視する必要があると話した。
同社は、ガソリンスタンドにある在庫を全て販売しながら様子見の方針。タイには2000件以上のガソリンスタンドがある一方、カンボジアにはガソリンスタンド186件、カフェ・アマゾン254件のみで、収入に大きな影響は無いという。
商務省によると、2025年1月~4月のタイのカンボジア向け精製油の輸出総額は、200億1100万バーツ。