クメール・タイムズの報道によると、カンボジアの元首相で上院議員のフン・セン氏は、16日中にタイが国境検問所を開放しなければ、カンボジアが全検問所を封鎖し、タイ製品の輸入も停止すると警告した。
プラチャーチャート・トゥラキットなどの報道によると、カンボジアは当初、16日に国境を封鎖する予定だったが、フン・セン氏と息子のフン・マーネット首相がペートーンターン・シナワット首相と電話会談後、封鎖を1日延期した。
フン・セン氏は、タイ当局が以前のように午前6時から午後10時まで国境を開放すれば、カンボジアは国境の入国制限を解除すると述べた。
一方、ペートーンターン首相は、タイとカンボジアの国境問題を国際司法裁判所(ICJ)に提訴するとしたカンボジアの決定に関し、IJCの判決を受け入れないと主張。カンボジアの指導者によるタイに対する批判的な言葉は、両国関係の改善に寄与しないとし、「これはプロフェッショナルではない。両国にとって良くない」と述べた。
また、タイ政府は現状を綿密に監視するためのタスクフォースを設置した。