タイとカンボジアの対立が激化し、8日には国境検問所の開門時間が制限される中、13日正午以降、東部サケーオ県アランヤプラテート郡のバーン・クローン・ルーク国境検問所では、突然の国境閉鎖を恐れて帰国を急ぐタイ人とカンボジア人の労働者が殺到し、混乱状態となった。
プラチャーチャート・トゥラキットなど現地報道によると、検問所が予定より早く閉鎖されるとニュースが流れ、両国からの帰国者が増加。カンボジア・ポイペトのカジノ施設がタイ人労働者を解雇するという噂も流れ、検問所は混乱状態に陥った。
同県のプリンヤ知事は同日午後1時、同検問所を視察。国境が閉鎖される噂は事実ではないと述べた。
タイとカンボジアの国境検問所は現在、通常の開門時間を短縮して営業。一部検問所では、タイ側とカンボジア側の営業時間が異なる状況にあり、混乱に拍車を掛けているという。