タイ・バンコク都のチャッチャート・シッティパン都知事は21日、大気汚染微粒子PM2.5の対策レベルを引き上げ、環境に配慮したエンジンを搭載していない6輪以上のトラックがラチャダ-ピーセーク環状道路に進入することを禁じる「低排出ゾーン(LEZ)」措置を実施した。期間は1月23日0時1分から24日23時59分まで。
PPTVの報道によると、都内の大気の循環率が低いため、チャッチャート知事は都民に対し、20~21日の在宅勤務を呼び掛けていた。工事による渋滞の発生や野焼きの影響で、22~24日にかけてPM2.5数値はさらに上昇し、週末に改善する見込み。
都は、環境に配慮したエンジンの搭載(グリーンリスト)に登録していない6輪以上のトラックが、同環状道路に進入することを禁止する。電気自動車と天然ガス自動車、EURO5~6基準のディーゼル車は例外。違反した場合、最大1カ月の懲役または罰金2000バーツを科される。
低排出ゾーン実施地域は、ドゥシット区、パヤータイ区、プラナコン区、ポーンプラーブ区、サンパンタウォン区、クローンサーン区、サートーン区、パトゥムワン区、バーンラック区の9区。9区を通過する道路13区も含まれる。
また在宅勤務期間を22~24日まで延長する。外出の際は自家用車の使用を控え、公共交通機関の利用を呼び掛けている。