中島健人さんが映画を軸に世界各国を旅する「中島健人映画の旅人」の第5回「タイ・バンコク/人気俳優アップと同世代対談」が、12月1日(日)午前0時からWOWOWオンデマンドで先行配信される。今回の旅の舞台は、近年急成長を遂げ、アジア映画界で独自の輝きを放つタイ。WOWOW通常放送は12月8日(日)午前0時から。
タイ国政府観光庁(TAT)によると、同番組は世界各国の独自の映画文化に触れ、その国を代表する映画人たちの声を届けることで、“世界の映画の今”に迫る、【映画×旅】をテーマにした新しい形の映画情報番組。
今回、中島さんは人気急上昇中の若手俳優、プーンパット・イアン=サマン(愛称・アップ)さんと対談。アップさんはタイBLドラマを契機に国際的にブレイク。日本で今夏公開された映画『フンパヨン 呪物に隠れた闇』(2023年)では主演を務めた。
日本のエンタメ作品からの影響を受けているというアップさんと中島さんの同世代映画トークは見逃せない。中島さんは、アップさんが最近観たアニメ「推しの子」が好きだと知って大興奮!役作りや日本とタイの映画文化の違いについてのトークも必見だ。
また、中島さんはワット・ポーやワット・パークナムなどの名所のほか、どうしても行きたかった人気スポットも訪問。バンコクNo.1と称されるナイトマーケット「ジョッドフェアーズ」では、700以上の屋台が立ち並ぶ中、絶品地元グルメを楽しむ。中島さんが初体験するバンコク名物の驚きのグルメにも乞うご期待!
中島さんはアップさんとの対談について「番組史上初の同世代対談にテンションが上がりました。アップくんはとても親切な方で、対談中も『暑くないですか?』と気遣ってくれたり、本来迎え入れるはずの僕がゲストのようにもてなされていたので、ジェントルな方だなという印象を受けました。初めてタイに友達ができて心から嬉しかったです」とコメント。
タイの印象やタイ料理などについて「気候が暖かく、現地の皆様の人柄も温かい印象。子どもの頃からガパオが大好物なので、現地のガパオを食べることができて大興奮でした。タイではホラー映画がブームで、ホラー映画好きの僕としてはハマってしまう作品がたくさんありました」と語った。
タイ映画が注目を集め始めたのは2000年代。ゲイやトランスジェンダーが集まるバレーボールチームの物語を描いた実話『アタック・ナンバーハーフ』(2000年)や、ムエタイの達人によるスタントなしの激しいアクションが話題を呼んだ『マッハ!!!!!!!!』(2003年)など、タイ独自の文化が色濃く反映された作品が多く登場。
2010年代には世界的な注目を集める才能が続々と現れた。アピチャッポン・ウィーラセタクン監督の『ブンミおじさんの森』(2010年)が第63回カンヌ国際映画祭で最高賞パルムドールを受賞し、ナワポン・タムロンラタナリット監督の『36のシーン』(2012年)が釜山国際映画祭でニューカレント賞を受賞。
2020年代はタイを舞台にしたホラー映画『女神の継承』(2021年)が各国で大ヒット。タイホラーが世界的な人気を博している。