タイ工業連盟(FTI)の24日発表によると、8月の自動車生産台数は、国内販売の落ち込みにより、前年同月比20.6%減の11万9680台と低迷した。輸出向け生産は同6.6%減。
プラチャーチャート・トゥラキットの報道によると、FTI自動車産業部会のスラポン氏は、国内販売が同40.5%減少したと説明。金融機関による自動車ローンの審査厳格化が引き続き障害となっていると述べた。
1~8月の自動車生産台数は、前年同期比17.7%減の100万5749台。輸出向けは同4.9%減の68万8633台。輸出額は同5.1%増の4802憶630万バーツ。
8月の輸出台数は、前年同月比1.7%減の8万6066台。輸出額は同0.2%増の603億3404万バーツ。輸出向けピックアップは同12.9%減。オーストラリアとアフリカ、ヨーロッパ市場への輸出量が減少した。スラポン氏は、車両運搬向け船舶の不足や中東の紛争など、輸送の問題で輸出に遅延が起こっていると述べた。
8月のバッテリー式電気自動車(BEV)の新規登録台数は、同3%減の8804台。1~8月は前年同期比17.34%増の6万9047台だった。ハイブリッド自動車は前年同月比54.8%増の1万1000台、1~8月は前年同期比60.1%増の9万4794台。プラグインハイブリッド自動車は前年同月比32.7%増の854台、1~8月は前年同期比22.8%減の6576台。