17日午後10時頃、タイ中部サムットプラーカーン県で女性(64歳)がニシキヘビに襲われたと通報があった。救助隊が急行したところ、体長4メートルのニシキヘビが女性に巻き付いているのを発見。30分以上かけて救出したという。
現地メディアの報道によると、通報を受けた同県プラサムットチェディ郡の警察署は、救助隊と共に現場の賃貸住宅(ソイ・スックサワット84)へ向かった。救助隊が現場に到着すると、体長4メートル以上、推定体重20キログラム以上のニシキヘビが女性に巻き付いていた。女性は意識があるが衰弱した状態で、救助隊が30分以上かけて救出。病院へ搬送した。
女性の話によると、午後8時30分頃、台所で皿洗いをしていた。「何かに噛まれた」と気が付くとその正体はニシキヘビで、そのまま巻き付いて約2時間もがいていたという。「もう無理だ」と弱気になりながら助けを求めて叫ぶと、近所の住民が聞きつけて通報した。
マティチョンの報道によると、女性に巻き付いたニシキヘビは、捜索チームが3時間以上捜索したが、捕獲できていない。は虫類専門家は、同県にはニシキヘビやコブラなど多くのヘビが生息していると述べた。専門家は、ニシキヘビに遭遇した場合、尻尾ではなく頭をつかむようにとアドバイスした。
CNNによると、今月上旬には同県在住のタイ人男性が、自宅でトイレを使用中にニシキヘビが現れ、下腹部を噛まれる事件が発生。男性は素手でヘビを捕獲しトイレブラシで撃退したという。