上川陽子外務大臣は22日午後、訪日中のタイのマーリット・サギアムポン外務大臣と会談した。川上外相は、更なる投資促進のため、ビジネス環境の向上に資する社会保障協定の早期締結に向けて、交渉を加速化したいと伝えた。マーリット外相は、双方向の経済交流を一層活発にしていきたいと応じた。
外務省によると、会談は午後3時35分から約55分間行われた。上川大臣は冒頭、マーリット氏の外相就任に祝意を伝え、能登半島地震へのタイの支援に謝意を示した。また両国の包括的戦略的パートナーシップの深化へ向け、緊密に連携したいと述べた。
マーリット外相は、日本の友人として能登半島地震の被災地域の一刻も早い復興を祈念すると応じ、両国関係の更なる発展へ向け、上川外相と協力したいと述べた。
上川外相は、両国の人的往来を更なる活性化のため、両国で緊密に連携したいと伝達。昨年12月の日・タイ首脳会談で表明された、タイへ短期間、ビジネス出張する日本人への査証免除措置の実現に対し、改めて謝意を述べ、
両外相は、経済面に加え、様々な分野での協力強化を確認。ミャンマーやガザ、東アジアなどの地域・国際情勢についても意見交換した。