カオソッド・オンラインの報道によると、タイの麻薬おとり捜査で、同僚の警察官同士が奇妙に巡り合う事件があった。
タイ北部ナコーンサワン県のノーンプリン警察署(ムアンナコーンサワン郡)の麻薬取締部は、麻薬のおとり捜査を実施した。警察官は売人と交渉し、1個30バーツで麻薬取引に成功。引き渡し場所をノーンプリン警察署の隣に指定した。
約束の時間になり、おとりの警察官が受け取り場所に向かうと、運び屋として現れたのは同僚警察官のスティラット警部補(55歳)だった。驚くべきことに、おとりの警察官が麻薬を受け取ったあと、スティラット警部補は何事も無かったかのように交番へ戻り、仕事を続けたという。
麻薬取締部はスティラット警部補を逮捕。自宅である警察官舎を捜査したところ、さらに40個の麻薬を発見。他にも民間人3人の容疑者を特定し、計333個の麻薬を押収した。