タイのセター首相は17日、中国の北京でロシアのプーチン大統領と会談した。両首脳は、二国間の関係強化について確認した。会談後、セター首相は口頭で、プーチン大統領にタイ訪問を打診。プーチン大統領は、「大変嬉しく思う」と応じたという。プラチャーチャート・トゥラキットが報じた。
セター首相は、10月16日の閣議決定で、ロシア人のビザの滞在期間を30日間から90日間に延長したと述べた。また、二国間の農産物の貿易について、ロシアが食肉市場の開放しタイの貿易拡大につながることを期待しているとした。
プーチン大統領は、タイとロシアの関係は古く、2022年には国交樹立125周年を迎え、両国は良好な関係にあると述べた。一方、2022年の両国の貿易額は、世界経済の影響で減少したと指摘した。今年、タイへ旅行したロシア人は約100万人にのぼり、来年は両国の観光と文化交流の年になるとした。