タイ国内の現金自動預入機(CDM)による資金洗浄(マネーロンダリング)防止のため、11月11日から、CDMでの入金時に、ワンタイムパスワードや個人コード(PIN)による本人確認が必要になる。プラチャーチャート・トゥラキットが10日付で報じた。
マネーロンダリング対策局(AMLO)とタイ銀行、タイ銀行協会(TBA)は、本人確認の方法を検討した。以下の2通りで入金できる。
1:身分証明書番号13桁・携帯番号・ワンタイムパスワードの入力。1回当たりの入金上限は3万バーツ(手数料込)。
2:ATMカード、デビットカード、クレジットカードの個人コード(PIN)を入力。1回当たりの入金上限は10万バーツ(手数料込)。
3者は今後、運用結果を評価して本人確認の方法を検討する。
CDMは以前から、犯罪のマネーロンダリングや金融詐欺、テロ資金供与の手段として悪用され、問題となっていた。資金経路を確認できず、犯人を特定するのが困難だという。