タイ貢献党は21日、親軍2党を含む10党との連立する新政府の枠組みを発表した。22日に実施する首相選挙で、タイ貢献党のセーター・タビシン氏が314票を集め、新首相に就任する見通し。
タイ貢献党のチョンラナーン党首ら幹部は21日、国会議事堂で会見した。不敬罪を規定した刑法112条の改正は行わず、総選挙で第1党となった前進党の政権参加を否定した。
連立政権に加わるのは、現与党で親軍政党の国民国家の力党(PPRP)、タイ統一党(ルアム・タイ・サーンチャート党)と、タイ誇り党、タイ国家開発党(チャート・タイ・パタナ党)、プラチャーチャート党、チャート・パタナ・クラ党、プーアタイルアムパラン党、タイ自由党(セーリールアムタイ党)、トーンティータイ党、パランサンコムマイ党の10党。
タイ貢献党は大臣の割り当てについて、以下のように述べている。
・タイ貢献党:141議席、大臣8人と副大臣・首相府含め9人
・タイ誇り党:71議席、大臣4人と副大臣4人
・国民国家の力党:40議席、大臣2人と副大臣2人
・タイ統一党:36議席、大臣2人と副大臣2人
・タイ国家開発党:10議席、大臣1人
・プラチャーチャート党:9議席、大臣1人
チャート・パタナ・クラ党は2議席、プーアタイルアムパラン党は2議席、タイ自由党は1議席、トーンティータイ党は1議席、パランサンコムマイ党は1議席。
タイ貢献党幹部は、親軍政党を含む連立政権の樹立は苦渋の決断だと認めた上で、総選挙の公約を実行すると述べた。