23日午前11時22分頃、バンコク都ドゥシット区スワンチットラダー地区のピッサヌローク通りにあるラートウィニット学園で消化器が爆発し、10人が負傷、男子生徒1人が死亡した。警察は、訓練に参加した3人を過失容疑で起訴した。タイ各メディアが報じた。
プラチャーチャート・トゥラキットの報道によると、爆発は避難訓練中に発生。消火活動の実演中だった。バンコクポストによると、消化器は屋外に置かれていたため、高い気温が原因で爆発した可能性があるという。警察は、消化器が基準を満たしていたか検査する予定。
また公共放送PBSの25日付報道によると、事件を受けて消化器の安全性を懸念する声が相次いでいる。バンコクのゴミ捨て場や消防署の近くで、投棄された消化器が発見されたり、バンコク都庁防災軽減局に消化器返却の申し出が寄せられたりしているという。
同局所長は、バンコク都が設置した消火器は、デモンストレーション用とは異なると説明。安全に不安がある場合、職員を派遣して確認すると述べている。