タイ国政府観光局(TAT)は5日、4月12日から16日に開かれるタイの旧正月ソンクラーン祭りによる観光収入が、約185憶3000万バーツにのぼると予測した。プラチャーチャート・トゥラキット(電子版)が報じた。
TATによると、国内旅行者は380万8500人、観光収入は135億バーツで、新型コロナウイルス感染症流行前の水準に回復する見込み。特にバンコク首都圏、南部ソンクラー県、北部チェンマイ県、北部スコータイ県、北部ピッサヌローク県、北部メーホンソーン県への集客が順調で、国内旅行者は約78万5670人、観光収入は41億2000万バーツと予測している。
外国人旅行者は前年比525%増の30万5000人の見込みで、2019年比で58%の回復。国別では、中国人旅行者が最も多く5万6790人。マレーシア(5万310人)、ベトナム(1万5930人)、インド(1万4070人)、韓国(1万2930人)、香港(1万1920人)、ラオス(1万1520人)、イギリス(1万570人)、アメリカ(9270人)、シンガポール(9060人)、ロシア(9030人)、オーストラリア(8460人)と続いた。
外国人旅行者の滞在日数は約3~4日間。観光収入は約50億3000万バーツで、一日の消費額は約5380バーツと予測した。物価高の影響で、新型コロナウイルス感染症流行前の2019年と比べて高額になるという。