タイ地元紙によるとバンコク東北部ローイエット県の小学校で17日午前、小学生10人が友人に飲まされた飲料水を飲んだところ、気絶し病院に運ばれた。犯人は小学校6年生のA君で、精神病を患っている家族の薬を盗んだもので、いたずらで飲料水に混ぜて友人10人に飲ませたという。
このクラスを担当する教員は、午前の授業を開始したところ、眠そうにしている男子生徒がいきなり机に倒れたという。最初は眠気からくるものかと思い起こそうと体を揺さぶったところ、まったく反応がなく他にも倒れる生徒が続出したことから、病院に搬送したと明かした。
犯人の少年は、以前家族がこの薬を他人に迷惑をかけていた酔っ払いに対し、同じ方法で利用していたのを見て、今回いたずらのつもりでやったと述べている。
調査の結果、学生たちが飲まされた薬はクロザピンという抗精神病薬で、特に副作用があるものではなく尿から体外に排出できるもので安全だという。