タイで大型バイクの人気が高まり、市場の急成長とともに多くの企業がタイに生産拠点を持つ流れが見られる。
タイ地元紙によると、この人気にいち早く対応しタイで生産を開始した日系メーカーが現在市場を牽引している状況だが、欧州メーカーもこれに追随する流れになっており、市場が激化する可能性が高いそう。
▽バイク市場は縮小傾向だが・・・
APホンダによると、昨年タイ国内のバイクの販売台数は前年比15%減の約170万台と大幅に縮小しており、今年も前年を下回っている状況だ。購入者の大半が低所得者層であることから経済状況に左右されやすいこともあるが、市場が縮小傾向にあることは間違いなさそうだ。
一方で大型バイクに関しては好調で、同社によると今年の年始から11月までの中大型バイクの販売台数は約20%増の成長を遂げている。
そのため各社この需要に応えるべく生産拠点をタイ国内に設立し、販売を強化している。