【 タイ企業 】
2015-05-08 10:20
GSMAの新たな調査によれば、モバイル・ブロードバンドの効果的な政策によりタイのGDPは2020年までに230億米ドル増加可能
支援的政策がモバイル・ブロードバンドの社会経済的利益を促進し、タイのデジタル経済計画の達成に貢献できるバンコク--(BUSINESS WIRE)--(ビジネスワイヤ) -- GSMAは本日、タイでの効果的な政策が移動体および固定回線ブロードバンドの普及率を2013年の52%から2020年までに133%に上昇させることができることを示す新たな報告書を発行しました1。この成長は、GDPの累積230億米ドル(7300億タイバーツ)の増加につながり、モバイル・ブロードバンド・インフラへのアクセスが増加することは、新たな高度技能職の創出、デジタル包摂の強化、政府のデジタル経済計画に示されている目標の達成加速に貢献します。
「私たちは、デジタル経済委員会の委員にモバイル・セクターを活気あるデジタル経済と社会の発展に必須の要素として考えることを促したいと思います。タイの市民と企業にとって大変重要なことであり、失敗は許されません。」
GSMAの最高規制責任者のTom Phillipsは次のように述べています。「モバイル・ブロードバンドは国家をデジタル経済へと変化させるタイ政府の強い意欲の実現に必要な必須の要素であり、デジタル経済計画に示されているデジタル包摂を促進します。モバイル・ブロードバンドへのアクセスの影響は大きく、生産性の改善、新たなビジネスや高度技能職の創出からモバイル医療の提供やマネーサービスの提供、スマート・シティの実現まで多岐にわたります。タイでモバイル・ブロードバンドの潜在力を実現するためには、4Gスペクトルの開放が必要であり、真の意味で競争力のあるダイナミックで投資主導のモバイル・セクターの促進に向けた政策も必要です。」
Analysys Masonが作成したこのGSMAの報告書「Building Thailand’s Digital Economy and Society(タイのデジタル経済および社会の構築)」では、モバイル・ブロードバンドをタイで着実に発達させるために適切な政策と規制が必要となる6つの主要領域が明らかにされています。
モバイル・スペクトルへの公正で透明なアクセスを提供すること。コンセッション方式からライセンシング方式への移行による。
900MHzおよび1800MHz帯で利用可能なスペクトルを可能な限り早期に付与して3Gおよび4Gモバイルのサービスを拡大すること。タイでの3Gの迅速な普及はモバイル・ブロードバンドへの需要の存在を示している。
世界的に統一された700MHzの「デジタル配当」帯域をモバイルに利用できるように計画すること。都市部および現在対応が不十分な農村部でのカバー域を拡大するため。
好ましい事業環境および国有企業との平等な競争環境を確立すること。透明なプロセスおよび利害関係者との協議を行い、最先端技術およびサービスへの投資の確実性を高める。
国家放送通信委員会の独立性を保証すること。構造的にも機能的にも政府と確実に分離して明確に定義された使命の下で運営されるようにすることで、投資家の信頼感が高まる。
政府主導の需要政策を採用すること。インターネットの認知度を高めてデジタル・リテラシーを強化し、タイ国民によるモバイル・ブロードバンドの利用を奨励する。
タイではすでにモバイルの活用が成功を収めており、これはデジタル経済計画の目標と一致しています。モバイル事業者DTACの農家情報スーパーハイウェーは25万軒の農家が重要な農業情報を入手できるようにし、収量と利益率が改善しています。同様に、TrueMoneyは2500万人が電子支払いを実行できるようにし、銀行を利用できない顧客の個人間支払いが拡大しています。タイでの4Gネットワーク・インフラの一層の展開は、モバイル・マネーやデジタル商取引のような領域でのモバイル事業者の商品を大きく拡大する基盤を提供することになり、国民のニーズに応える新たなサービスの創出にもつながります。
Phillipsは、このように述べています。「私たちは、デジタル経済委員会の委員にモバイル・セクターを活気あるデジタル経済と社会の発展に必須の要素として考えることを促したいと思います。タイの市民と企業にとって大変重要なことであり、失敗は許されません。」
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