タイの付加価値税(VAT)は経済情勢を鑑みて、現在暫定的に10%から7%に引き下げられているが、その期限を9月30日に控えている。
ただし今回もこの期限を延長する方向で調整が進んでいるようだ。
タイ地元紙によると、タイ財務省はこの暫定的な引き下げ期間を、最低1年以上延長するよう求めていく方針だ。10%に引き上げた場合、消費など経済へのマイナスの影響が大きいことが理由。
この暫定的な引き下げ措置は、1992年にVAT導入直後に経済界からの反発によって、法律で定められた10%から暫定的に7%に引き下げる措置が取られ、それが継続した状況となっている。