タイ証券取引所(SET)取締役チャニット氏は、08年の外国人投資家のタイ株式売り越し額が1600億バーツとなったと発表した。売却額のうち約80%が、エネルギー、銀行、不動産、通信、運輸・物流関連株。またこの売却額のうち約87%の1400億バーツがSET50の銘柄によるものだという。
また同氏によると、分析をした結果外国人投資家がタイ株式を売却した理由として、上場企業の業績悪化などの原因ではなく、世界経済停滞とタイ国内政情不安によるものだ。そのため世界経済やタイ国内政情が安定すれば、外国人投資家は再び投資を再開するはずだと述べた。