タイ国内では勃起不全治療薬のコピー品が蔓延しているが、タイ政府医薬品機構(GPO)によるジェネリック薬「シデグラ」が市場に流通し始め、徐々にコピー品が減っているそうだ。
タイ地元紙によると、同治療薬としては「バイアグラ」が有名だが、市場価格で一箱1500バーツ以上するため、大量のコピー品が流通してしまった。ただ危険性が高く、以前から当局らがコピー品を一掃するため、この治療薬の生産を開始した。
このシデグラは、その他の同種の薬に比べ効果が出るのが遅いものの、特に見劣りするものではないそう。価格も100ミリグラム150バーツほどとバイアグラに比べてかなり割安だ。
関係者の話では、ある事情からシデグラの生産量が減ってしまい、市場で品薄の状態が続いていたが、先週から通常の生産量に戻ったため、この状態も改善されていくだろうとのこと。