タイの最低賃金は年末まで1日300バーツで固定されているが、労働者連合委員会が来年から最低賃金を360バーツに引き上げるよう要求している。
タイ地元紙によると、引き上げの理由はインフレによる生活費の高騰。
この要求に対してタイ工業連盟(FTI)は、現在の最低賃金は近隣諸国に比べて高くなっており、このまま強引に引き上げた場合、企業が工場などを海外移転させるおそれがあるとしている。
また2013年に最低賃金を300バーツに引き上げたばかりで、来年更に最低賃金を引き上げると多くの企業が倒産に追い込まれる可能性があるとのこと。
そのためこの最低賃金は慎重に検討した上で決める必要があるとしている。