タイ中央銀行(BOT)国内経済部ゲーサリン女史は、09年にタイへの観光客数が前年比8.8%減の1280万人になるとの予測を明らかにした。これにより今年の観光業収入が前年比14.1%減の4840億バーツとなる見通しだという。
また昨年末起きた前反タイ政府支持団体の民主主義市民連合(PAD)によるスワンナプーム国際空港封鎖が観光・サービス業に与えた損害額は約2900億バーツだと明かした。このうちサービス業への損害額は1200億バーツ、物流事業への損害額は900億バーツ、工業への損害額は600億バーツ。この損害額は09年GDPの3%分に当たるため、今年のタイ経済に甚大な影響を与えると述べた。