中国と共同で建設することが決まったタイ国内中速鉄道2路線だが、当初から中国政府からの建設資金を元に建設する予定だったが、タイ政府が予想していた以上に融資条件が厳しいことがわかった。
運輸省によると、現在中国輸出入銀行から出された融資条件は、金利が2~4%、償還期間が20年。また鉄道の設計、建設、運営を中国側が引き受けるというもの。
これに対してアーコム副運輸相は、日本の円借款に比べ金利が高いこと、設計、建設、運営をすべて中国側に任せることはできないとし、現在条件面について交渉中であることを明かした。
中国と共同で建設する路線は、タイ東北部ノーンカーイ県から中部ラヨーン県を結ぶ路線(734キロ)と中部サラブリー県とバンコク都を結ぶ路線(133キロ)の2つ。