バンコク都内の高架鉄道(BTS)の全駅に、エレベーターが設置されることが決まった。
タイ地元紙によると、ある障害者団体が原告となって起こされた裁判で、公共機関であるBTSにエレベーターがなく障害者の利用が困難になっているとし、バンコク都や運営会社のバンコク・マス・トランジット・システム(BTSC)などにバリアフリー化を進めるよう求めていたが、先日行われた最高行政裁判所の判決で、全駅に障害者向けのエレベーター設置、電車内に手すりや車いす利用者のスペースを設けるなどの判決が下された。
中央行政裁判所では明確な法的義務がないとし原告の訴えが棄却されるも、最高裁に上告していた。
バンコク都は、今後裁判所の命令通り、1年以内に全駅に設置するとしている。