原油価格の下落によって資源輸出国であるロシアの通貨ルーブルが大幅に下落しており、世界経済への先行きを懸念する見方が出始めたことで、リスクオフの流れとなりタイ株式市場も混乱している。
特に売られているのが資源関連銘柄で、タイ株式市場で時価総額が最も高いPTT。ここ数日猛烈な売りが出たことで急落しており、16日終値で前月末比20.89%減の303バーツとなっている。この他資源銘柄では、PTTグループの一角であるPTTEP。ここも急落し、同25.46%減の101バーツとなっている。
また世界経済への先行き不透明感から、銀行関連銘柄にも売りが続いており、同銘柄では株式時価総額1位のサイアム・コマーシャル・バンク(SCB)は同8.65%減の179.50バーツ、同2位のカシコーン・バンク(KBANK)は同7.69%減の228バーツ、同3位のバンコク・バンク(BBL)は同7.18%減の187.50バーツとなっている。
SETINDEXに関しては、同8.29%減の1461.74バーツと下落した。