反政府デモ隊を指揮したステープ氏が、陸軍最高司令官で国家平和秩序評議会(NCPO)議長のプラユット氏と、軍が表舞台に立った戒厳令発令直前に連絡を取り合っていたことを一部メディアに語っている。
バンコク・ポスト紙などによると、ステープ氏はプラユット氏とは、2010年頃からタクシン派勢力を抑えこむため度々意見を交換していたという。
最近は携帯電話の無料通信アプリLINEを使って連絡を取っており、先日陸軍が戒厳令を発動し軍事クーデターを起こす前にも、その際「デモ隊は疲れている。今後軍が作業を引き継ぐ。」と語っていたと明かしている。
この報道を受けNCPOは、プラユット氏がステープ氏と連絡を取り合っていたことはないと否定する声明を出している。
2010年に起きたタクシン派デモ隊への強制排除の際は、プラユット氏が現場を指揮し多数の死傷者を出している。