タイ国家平和秩序評議会(NCPO)は24日、上院議会を停止させ、全上院議員を解任した。 タイは上院・下院の2院制からなり、下院議会は昨年12月に解散しており、今回上院が停止したことで、NCPOが完全に立法権を掌握した。 上院議員の定数は150、このうち77議席が公選制、73議席が任命制で選出されている。先日上院議員の一部が暫定首相を選出しようとする動きをみせるなど、反タクシン派議員が多いことで知られている。 そのためこの解散は、タクシン派への配慮との見方も強い。