憲法裁判所は本日(7日)、インラック首相が2011年に当時の国家安全保障局のタウィン事務局長を異動させたことについて、職権乱用にあたるとの判断を下した。 同事務局長は反タクシン派とされており、首相が内政を優位に進めるため異動させたとし、上院議員の一部らが違憲であると同裁判所に訴えていた。 この判決には、首相をはじめ当時異動を支持した閣僚9人も含まれており、違憲判決により全員失職となるが、インラック首相が所属するプアタイ党を中心とした臨時政権は継続する見通しだ。