憲法裁判所は先週末、2月に行われた下院総選挙について、同日に選挙が行えなかったことを理由に、憲法違反で無効とする判決を下したが、インラック暫定政権から批判の声が出ている。
タイ地元紙によると、治安維持本部最高責任者であるチャルーム氏は、(反政府グループの妨害によって)一部地域で投票が行われなかったことが憲法108条に抵触するとして、選挙を無効とすることは過ちであると語った。
同氏は、今後一部勢力による妨害工作によって、全国の選挙区375区のうち一つの選挙区でも投票が行われなかった場合、総選挙自体が無効となることを批判している。