タイ国政府観光庁(TAT)ジュタポーン副長官は、前反タイ政府団体の民主主義市民連合(PAD)がドンムアン・スワンナプーム国際空港を封鎖したことで、観光業に大打撃を与えている現状の見解を明らかにした。
同副長官は「今回の問題でタイへの観光を予定していた観光客約250万人が今回の問題でキャンセルしている。今後もこのようなキャンセルは来年4月頃まで続くだろう。特に敏感に反応したのは日本、中国、韓国などのアジア系観光客だ。またヨーロッパ系の観光客も現在の政情を危惧しキャンセルが多い。」と述べた。
現在世界各国は同国を危険地域という判断を撤回しておらず、渡航注意喚起などをしている。そのため今後TATは、タイ観光工業協会、タイホテル協会と協力し、一刻も早く同国のイメージ回復を図るよう進めているという。