世界銀行は、2009年のタイのGDP成長率について過去11年で最も低い2%まで低下するとの見通しを明らかにした。また08年の同成長率は当初の5%から3.9%まで低下するという。これは現在同国内において不安定な政治情勢、世界経済の不況による影響で輸出が停滞するためだとしている。
同銀行在タイ経済学者キリダー女史は、世界経済停滞の影響はタイの輸出に必ず影響するため、09年のタイの輸出成長率について08年輸出成長率予測の19.5%から8%まで下落するとの見通しだ。その影響で、消費や投資が著しく停滞するという。