タイ下院議長のチャイ氏は、ソムチャイ首相が憲法裁判所の判決により被選挙権を5年間停止されたことを受け、現在新しい首相の擁立を進めているが、急いで首相を擁立する必要はないとの見解を明らかにした。これは反タイ政府団体の民主主義市民連合(PAD)との火種を作り、再び今回のような混乱が起こることを危惧しての発言とみられる。
また同氏は、「首相候補について私自身が入っていることはあり得ない。私は国会議長を務めることが私の夢だったからこれ以上は望まない。」と述べた。
PAD幹部ソムサック氏は、タクシン元首相の側近として知られるチャルーム保健相とミンクワン前商務相が新首相となった場合、再びPADが何らかの行動を再開すると発言していたことから、新首相となる人物次第で再び混乱を招く可能性がある。