タイ中部ラヨーン県のサメット島に漂着した原油が回収・清掃がほぼ完了したばかりだが、今度は安全基準値以上の水銀が検出され遊泳できない状況となっている。
タイ地元紙によると、天然資源・環境省の公害管理局は13日、同島プラオ湾で基準値の29倍となる1リットルあたり2.9マイクログラムの水銀が検出されたと発表した。
同局は、原油流出の影響と見ており、徐々に濃度は下がるものと見ているが、安全のため同湾での遊泳を避けるよう警告している。
この他タップティム湾でも基準値を上回る同0.29マイクログラムが検出されている。
今月3日及び4日に海水を採取し、同局による検査が行われていた。