タイ中央銀行(BOT)はスワンナプーム国際空港の封鎖を始めとした政治情勢の問題が今年末までに決着が見られない場合、09年の観光客が今年比(予測値)40%減となる350万人減少し、GDP1.5%程度(1400億バーツ)押し下げる可能性があることを明らかにした。
これは03年の重症急性呼吸器症候群(SERS)が流行した際の100万人減、スマトラ島沖地震による津波の際の18万人減より悪化すると危惧している。
BOTは今回の政情問題に加え、予想以上に世界経済が悪化してきていることから、来月3日に開かれる政策金利決定会合にて、GDP成長率の見直しをするという。