25日夕方、反タイ政府団体の民主主義市民連合(PAD)がスワンナプーム国際空港に移動を開始したことを受けて、在タイ大使館より緊急の注意喚起が発表されています。
以下在タイ日本大使館より転載
市民民主化同盟(PAD)によるデモ行動(スワンナプーム空港)
1.報道等によると、11月25日夕刻、PAD等反政府グループはスワンナプーム国際空港に向けて移動を開始し、その一部は既に空港に到着したと報じられています。
これは、チリで開催されていたAPEC首脳会議に出席していたソムチャイ首相の帰国を阻止することを目的とした、抗議デモであるとされています。
現在の所詳細は不明ですが、有料道路(モーターウェイ)から空港ターミナルへ繋がるアクセス道路にPADが集結し、車両の通行を妨げている模様であり、また空港へ乗り入れる車両のセキュリティー検査等も高められ、車両交通が著しく遅延しているとの情報もあります。
このため、空港への到着に1時間半から2時間と通常よりも時間が掛かっている模様です。空港へは、十分時間に余裕を持って行かれることをお勧めします。
なお、現在、空港公団(AOT)とPADとの間で話し合いが行われているという情報もありますが、事態が収束するまでには暫く現在の状態が続くことが見込まれますので、最新の情報入手に努めて下さい。
2.また、これまでデモのほとんどは平穏裏に行われていますが、PADの抗議活動状況と、これに伴う爆弾事件の発生が続いている現状から、今後、しばらくの間抗議行動の範囲が広がることも予想され、政府支持グループであるUDDとの小規模の衝突事件もあり、状況如何によっては不測の事態が発生する可能性も排除できません。
3.ついては、タイに渡航・滞在中の方は、報道等から最新情報の入手に努めるとともに、これら抗議行動が発生している場所付近には近づかないようにしてください。
(問い合わせ先)
○在タイ日本国大使館領事部
電話:(66-2)207-8502、696-3002(邦人保護)
(66-2)207-8501、696-3001(パスポート、証明、在外選挙等)
FAX :(66-2)207-8511