タイ南部スラートターニー県発バンコク行きのツアーバスで、外国人男性がバスの係員にナイフで刺され重傷を負う事件が起きた。
タイ地元紙によると、中部サムットサーコーン県ムアンサムットサーコーン郡ラーマ2世通り沿いのガソリンスタンドに着いたところで、バスが故障したためバンコクに向かうことができないとバスの乗務員に言われ、乗客は強制的に降ろされた。その際、一部乗客の荷物をバスに乗せたまま、現場を去っていった。
荷物を持っていかれたイギリス人男性(36)が催行するツアーバス会社に連絡、乗客に荷物を返還するため、再び現場にバスが現れたという。イギリス人男性が返還された荷物の中身を確認すると、入っていたはずの現金が無くなっていたため、バスの乗務員にクレームをつけたところ、その乗務員に胸部をナイフで刺され重傷を負った。
犯人の乗務員は、犯行後にバスとともに現場を去っていった。