アセアン・ホンダ・モーター副会長アディサク氏は、来年世界経済停滞の影響でタイ国内の自動車生産台数を08年の145万台から、120万台程度に低下する見通しであることを明らかにした。
だがタイの自動車産業はそれほど悪化はしないと同氏は主張している。それはタイの自動車は重要な輸出先は米国ではなく、オーストラリア、中東、中南米を中心としているためだとした上で、トヨタ自動車のように減産体制に入る予定は同社にはまだないという。
また同氏は97年のアジア通貨危機の際、9ヶ月間の輸出高が前年同期比75%減となったが、それほどほどの影響は今回はないだろうと付け加えた。