世界経済停滞を受けて、タイ株式市場が急落している。これは外国人投資家が年初より1342億バーツ大幅に売り越していることが原因と見られる。SET指数の今年最高値は884.19ポイントを記録したものの、21日時点で680ポイント前後を推移し約50%下落した。だが業績好調にも関わらず多くの銘柄が売られたことにより、配当利回りが急激に良くなっている。
タイ地元紙によると、キムエン・セキュリティーズ(KEST)のギティシャン氏は、今年のPTTケミカル(PTTCH)の配当は一株当たり5バーツ前後、配当利回りは約13%になると予想している。また来年に関しては同4バーツ前後、配当利回りは10%を超えるとしている。そのため同氏は現在PTTCHの株式を買い推奨している。
PTTCH株式は現在41バーツと今年最高値である125バーツから約3分の1まで下落している。