タイ最高裁判所は21日、バンコク都内ラチャダーピセーク通り沿いの国有地を不正に取得したとして、汚職の罪に問われていたタクシン元首相に対し禁固2年の実刑判決を下した。
これは同元首相が首相在任中、婦人のポチャマン女史がタイ中銀(BOT)の競売で、現在の地下鉄(MRT)沿線の土地を取得していた。裁判所によると、内閣に属するもの、もしくは親族が公的機関と直接取引することは汚職防止法違反に当たるという。
現在同元首相は、北京五輪観戦後にイギリスに逃亡しており、現在同国に亡命申請を提出している。