タイ地元紙によるとタイ自動車工業会(TAIA)会長のスパラット氏は、現在の米金融危機による世界経済停滞の影響やタイ国内政情の悪化の影響で、国民の自動車購入意欲を減退させているとの考えを示した。
同氏によると現在のタイ経済は最悪の状況ではないが、現在急速に景気が減速してきているという。そのため自動車販売台数に影響が出るとみられる。また輸出に関しても、主要輸先である欧米、アジア地域が景気が急速に減速していることから、今後影響は出るものとみられる。そのため同氏は今後今回の米金融危機で比較的影響が少ないと思われる中東市場への輸出を拡大させたいと明かした。