タイ商工会議所大学経済ビジネス予測センター(CEBF)は今年第4四半期にタイ経済成長が減速する可能性があるとの予測を明らかにした。もしタイ政府が反政府団体の民主主義市民連合(PAD)と話し合いによる解決を図れない場合、タイ経済に短・中期的に甚大な影響を与えるという。
中でも特にタイ株式市場(SET)およびバーツ為替相場に影響が出るとしている。それはSETが米金融危機により心理的なマイナスの影響を受けていることに加え、もしタイ政情がさらなる混乱になった場合、タイ株式市場に対する信用が失墜しかねないというのが理由だ。
また中期的な影響として観光業、その後消費業及び設備投資などの国内投資に打撃がでるという。そしてその影響が第4四半期に出ると予測した。