首相官邸を占拠しデモ集会を続けている反政府団体の民主主義市民連合(PAD)は19日、新首相となったソムチャイ氏とPAD幹部ソンティ氏が電話にて今後の対応を協議したことを明らかにした。PADはサマック前首相と対立し再選をさせない一因を作ったが、今回ソムチャイ新政権とどのような関係になるか今後注目を集まる。
ソムチャイ新首相は温和な性格として知られ、政敵を作りにくいといわれているものの、イギリスに逃亡したタクシン元首相は義兄であることから、タクシン元首相の影響を色濃く受けた政権が出来上がるものと見られており、PADの反発は免れない。