タイ政府は、パリで開かれた国連教育科学文化機関(UNESCO)の委員会で、世界遺産条約からの脱退を表明した。カンボジアが国境沿いにある寺院プレア・ビヘア(カオプラウィハーン)の管理計画を委員会に認められることが決定的となったことが脱退の理由。 カオプラウィハーン地域周辺は国境未確定地域とされていたが、2008年この寺院がカンボジアによって世界遺産に登録されたのを機に、タイ・カンボジア両軍が出動し衝突を繰り返し、多数の死傷者が出ていた。