元副農業・協同組合相および副運輸相を歴任したアナン・パッププラパイ氏(74)が、強盗犯に襲われ死亡した事件で、13日午後犯人の強盗犯2人が逮捕された。
タイ地元紙によると、被害者は今月9日、北部ピッサヌローク県ムアンピッサヌローク郡にある自身が所有するバンガローの部屋で、死亡しているのを発見された。事件当初は持病による病死の可能性もあったが、検死の結果鈍器で殴られた痕があり、凶器とみられる木棒が見つかったことから、殺人事件として捜査が進められていた。
犯人の2人は23歳と21歳の兄弟で、被害者のバンガローから奪った3万バーツをバンコクで散財し、現場近くの兄弟の自宅に戻ってきたところで地元警察に逮捕された。
この兄弟は、一人暮らしの被害者が大金持ちであると思い計画を練った上で、今月6日午前1時頃犯行に及んだと語っている。兄の方は、以前より覚せい剤中毒で警察にマークされていた。