バンコク都内の渋滞緩和を目的に運行が開始された高速輸送バス(BRT)が、運賃を10バーツで固定したことにより、乗客数が増加している模様。
タイ地元紙によると、BRTを運営するクルンテープ・タナーコム(KT)アモン理事長は、運賃を乗車区間を問わず10バーツで固定したことが市民に好評だったとし、年末の一日あたりの乗客数は約1万3000人、一日あたりの収入は12-13万バーツだったが、現在同乗客数は1万5000-1万7000人、同収入は13-16万バーツに増加したと明かしている。
ただしBRTは、バンコク都内の渋滞緩和を目的として運行が開始されたが、BRT専用レーンを作ったことで、以前以上に渋滞が増加したことで、車利用者からの批判が多発するなど問題が山積みとなっていることから、当面新路線・延伸計画が中止されている。